今回は一般の方からのご依頼案件をご紹介します。ホームページを通してご連絡を頂きました。何でも引っ越し業者さんが荷物を運び込む時、ドア枠に写真のような傷を付けてしまったそうです。写真をお送り頂き拝見した時は鉄鋼にベージュ系の塗料が塗られていると思ったほどでした。直接お話をお聞きすると、「普通の木枠にベージュ系の塗料が塗られている状態」との事でした。

ドア枠の補修前

まずは、剥がれてしまった塗装の破片等を綺麗に取り除きますが、これが意外に厚く塗られており、エッジ部分が指に刺さってケガの心配をするほどでした。残っている部分をペーパーを使って先端を丸くしていきます。次に塗装が剥がれてしまった部分が意外と段差があるのでパテを充填していきます。しっかりと乾燥させてから、オリジナル部分と段差が無くなるまで平滑します。最後に着色ですが、今回はオリジナル部分と似た色のパテを使用しているので、短時間で着色作業を終わらせる事が出来ました。

ドア枠の補修後

着色作業が終わった段階でお客様に確認をして頂きます。今回は特に違和感ないとのコメントを頂きましたので、このまま仕上げ作業に入ります。パテや着色剤が剥がれないようにコーティング剤を吹き付けて作業終了です。最終的にお客様からは「元の傷がどこだったか全く分からない程の仕上がりで大満足です」との嬉しいお言葉を頂きました。わいず工房はこれからもお客様に喜んで頂けるよう精進して参ります!