他の仕事で伺った際に知り合った方からのご依頼案件になります。長年使っていたこともあって、テーブル全体に細かな傷が無数に出来てしまったが、このようなテーブルの修復も受けてもらえるのか?との内容でした。

傷修復前

先ずは現在の状況を確認させて頂く事と、修復が可能な場合の作業方法等について打合せてを行うために訪問させていただきました。テーブル自体は6人用で修復が可能なら椅子とテーブルの脚部分もお願いしたい!との事でした。修復は可能とお答えし、作業方法および費用面等についてご説明しご納得いただけましたので、快く修復作業をお受けしました。

傷修復後

作業日時、塗装色等も決まりいよいよ修復作業となります。先ずはテーブルの天板部分に無数に付いてしまった細かな傷をサンドペーパーで出来るだけ研磨して行きます。粗削り用から段々と細かな目のペーパーに変えて行きながらの作業となります。小さな傷が全く無くなるまで研磨してしまうとかなり削る必要があり、時間も相当かかることから違和感がなくなる程度で一度お客様へご確認を頂き、問題ないとの事でしたので研磨を終了しました。次に色が抜けたりペーパーで研磨した際に色落ちした部分もあるので、テーブル全体にオイルステインを塗布して行きます。全体的に染まったら最後にウレタンニスでコーティングして作業終了となります。作業の要所要所でお客様にご確認を頂きながらの作業でした。お客様からは「とても修復して頂いた感じには見えない。新しく購入したテーブルの様」との嬉しいコメントを頂戴しました。わいず工房の絶えずお客様に寄り添った作業を心がけております。