一般のご家庭からのご依頼案件のご紹介です。「キッチンに蚊取り線香を焚いて放置していたところ、途中で容器から落ちて床を焦がしてしまったが修復は可能でしょうか?」とのご依頼内容でした。何でも、何社か問合せをされたらしいのですが、全て対応不可!との返事だったため今回もダメなら諦める覚悟だったそうです。新品同様になる訳ではないですが、パッと見たときに違和感がない程度には出来ますと回答させて頂きました。

フローリングの焦げ跡補修前

焦げた部分の大きさは約3cm四方です。今回は先ず焦げた部分を削り取っていきます。しっかりと焦げた部分を取り除いてから指に引っかかる部分は工具を使って押しつぶし、フローリング用のパテを削り取った部分全体に擦り込んでいきます。しっかりと乾燥させた後、パテの余分な部分を削り取り、ある程度平らになった段階でオリジナル部分と同色系で色付け作業となります。

フローリングの焦げ跡補修後

周りのオリジナル部分と馴染んできましたので色付け作業は終了となります。最後に着色した色が剥がれない様にコーティング剤を吹付け、艶の調整をしたらリペア作業は終了となります。お客様からは「全く焦げた部分がどこだったか分からなくなった!作業を引き受けて頂いてありがとうございました」とのお言葉を頂戴しました。