今回は一般のご家庭からのご依頼案件になります。玄関のドアが太陽光や雨等の影響により色褪せてしまい、部分的にシートも剥がれている。また、ドアノブも傷で見栄えが悪くなったので、可能であれば修復をお願いしたい!とのご依頼内容でした。

先ずは、現状の確認にお客様宅へ伺いました。お客様からの情報ではドアの素材は木製との事でしたが、現状調査で伺った際に確認させて頂いた結果、鉄製と判明しました。木製でしたら木目を活かせる塗料を使って修復が可能でしたが、鉄製ですと色褪せてしまったシート材を剥がして新しいシート材と交換するのがベストですが、材料代がかなり高額のため、お客様とご相談させて頂き、今回は少し濃い目の塗料で仕上げる方法を採用しました。ドアノブは、ゴールド系の塗料を用いて仕上げるイメージでご相談させて頂きました。

作業手順としては、①部分的に剥がれているシート材を接着剤で張り合わせ、完全に剥がれてしまっている部分はペーパーで研磨して凹凸を解消させます。②色を付ける部分全体をクリーニングします。③色が付いてしまうと都合が悪い部分をマスキングテープと養生シートで保護していきます。④いよいよお客様とご相談し決定した色の塗料を塗っていきます。
ドア全体の塗装が終わった段階でドアノブの修復に移ります。傷が付いて見た目が悪くなってしまったドアノブ全体をペーパー掛けしていき、手で触っても違和感がない状態まで研磨していきます。違和感が無くなったら続いてドアノブ全体をクリーニングし、ゴールド系の塗料を吹き付けていきます。最後にコーティング剤を塗布して終了です。作業終了後、お客様からは「落ち着いたドアになった。ドアノブも新品同様になってお願いして良かった!」とのコメントをいただきました。わいず工房は絶えずお客様の気持ちに寄り添った作業を心がけております。今後とも、わいず工房をよろしくお願いいたします。